基板不良について

AllyJapan営業部の雨宮貴志です。


基板業界に携わるようになってまだ日は浅いですが、
勉強不足を実感する日々が続いております。


設計から製造、実装まで多くの工程を経て完成する基板には

多くのノウハウが含まれていると同時に多くの不良が発生します。
不良を流出をさせないことはもちろんのことですが、
不良が発生した原因を突き止め、発生そのもの抑えることがより重要となります。


基板工場に限らず、他品種製造工場でも同じことが言えますが、
最初から良いものばかりを作れる工場はありません。
もちろん、メーカーは良いものだけを作るように努力していますが、
人、機械、気候、その他さまざまな要因によって多くの不良が発生します。


不良が発生した時こそメーカーの真意が問われます。
下記の一連の流れをいかに迅速かつ正確に行えるかが重要です。


①不良現物の確認、解析
②流出(納品済み)ロットの処置
③製造中ロットの処置
④発生対策
⑤流出対策
⑥他品種、他工程、別作業者への水平展開
⑦対策の実施状況確認


⑤、⑥まで確実に行えている工場であれば、確実に良い工場に育つと考えています。
次回は具体的な不良内容を交えて基板不良についてもう少し掘り下げていきたいと

思います。