<振動モーター>2種類の小型振動モーター

 本日はモーターの中でも特に問い合わせの多い「振動モーター」の分類について書いてみようと思います。

 

 

 振動モーターはその形状から大きく分けると「シリンダー型」と「コイン型」に分類することができます。

 一般的なモーターの形状を取っているのはシリンダー型のモーターで、コイン型は特殊な形状をとっています。

コイン型は、携帯電話の普及に際してモーターを何とか薄くしたいという需要から開発されたモーターです。薄さ3mm以下のモーターも実現しており、薄さという観点ではシリンダー型より有利です。形状として「面」を持っているため粘着テープ等を利用して危機に設置できるという加工面でのメリットも存在しています。携帯電話が振動すると、振動と共に回転する機種がありますが、その場合このコイン型が入っていると思われます。

 

 シリンダー型は、薄型という点でコイン型に劣りますが、鉄心のないコアレスモータの技術が上がってきたことにより、3.54.0mm径のシリンダーモーターも出てきています。モーターとしての出力は従来のシリンダー型のモーターに軍配が上がるため、高さに厳しい制限がなければコイン型からシリンダー型への回帰をしているケースも多く見受けられます。一方でコイン型はというと、シリンダー型との差別化を図るべく、より一層の薄型化、小型化の傾向にあります。

 

 振動モーターは、モーターの中でも作りがシンプルなブラシモーターであることが多く、また細かい制御が必要となるケースも稀ですので比較的安いモーターとして位置づけられています。それゆえ、メーカーでも撤退になっているケースもあり調達難となることもあるようです。

 

 弊社は少量から振動モーターの対応をしておりますので、お困りの際は是非ご連絡頂けますと幸いです。

 

 

 本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。